監修:産業医科大学 名誉教授 大槻眞先生

●慢性すい炎って?

すい臓は食物の消化や血糖の調節に重要な役割を持っています。
それは
@食べたものを消化するために必要な消化酵素(アミラーゼ・トリプシン・リパーゼなど)を分泌する
A血液のブドウ糖の値(血糖)を調節するホルモン(インスリン・グルカゴン)を分泌する

のふたつです。

慢性すい炎はすい臓の働きが徐々に悪くなっていく病気です。
アルコール・脂肪分の多い食事、胆石、ストレス・過労などがすい臓を疲れさせる原因となります。
早い段階で見つかれば治療薬などで進行を抑えることができますが、
早期には検査(アミラーゼ、超音波、CT)でも異常が見つからないことが多く、
見過ごされてしまいがちです。


慢性すい炎の3大原因は、1.アルコール(飲酒)約65%、2.特発性(原因が分からない慢性すい炎)約20%、3.胆石性約3%です。男性ではアルコール性が多く、女性では特発性が多くみられます。特発性には、飲酒以外の食事やストレスなどの生活習慣が関係していると考えられています。