監修:鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 呼吸器内科学 教授 井上 博雅 先生

●気管支喘息って?

喘息とは気道(気管・気管支など=空気の通り道)に、いつも炎症が起きている状態をいいます。
健康な人と比べて、常に気道の粘膜が赤く腫れたり、気道の表面をおおっている細胞がはがれたりしているため、気道が狭くなっています。「喘息」という文字通り、息苦しく喘(あえ)いでいる状態です。
気道の炎症は、そのまま放っておくとアレルゲン(アレルギー反応を起こす原因物質:ホコリ、ダニ、犬や猫の毛など)や風邪が刺激となってひどくなります。それによって気道がさらに狭くなり、小さな発作や大きな発作が起こります。
春や秋など季節の変わり目によく出てくる、咳を主症状とする咳喘息も、気管支喘息ほどひどくはありませんが、気道に炎症が起きて過敏になっている状態です。咳喘息は、発作や呼吸困難は伴わない、喘息の前段階の病気と考えられます。