平成10年4月6日  

小野薬品 英国、米国に現地法人設立

小野薬品は欧州、米国での開発体制強化を主目的に、それぞれ100%出資の海外子会社「オノ・ファーマ・ユーケー リミティッド(ONO PHARMA UK LTD)」ならびに「オノ・ファーマ・ユーエスエイ インク(ONO PHARMA USA, INC.)」を設立し、4月2日付で業務を開始した、と発表した。

OPUKの業務オフィスはロンドンに開設、社長には笠原 桂氏が就任し、資本金5万ポンド、従業員8名でスタートした。OPUKの主たる業務内容は、(1)自社創製新規医薬品の臨床開発、(2)導出入活動、(3)海外の医療事情に関する情報収集など。現地臨床開発については、現在CROを通じて抗腫瘍剤のONO-4007、脳梗塞治療剤のONO-2506、及び末梢循環障害治療剤のONO-1608のPI試験を実施中。
OPUSAの業務オフィスはニュージャージー州のハッケンサックに開設、社長には小西 由高氏が就任し、資本金30万ドル、従業員6名でスタートした。OPUSAの主たる業務内容は、OPUKと同様の業務に加え、研究シーズ探索活動も行う。米国ではこれまで臨床開発は行っていなかったが、今年度の後半にONO-2506の治験申請を行う予定。

小野薬品は英国、米国での現地法人設立により、日米欧3極での同時開発拠点の整備を完了させたことになる。今後、現地での採用を含めスタッフを強化し、グローバル・スタンダードを満たす国際的医薬品の育成を促進すると共に、中長期的には自社単独の海外開発、承認取得のノウハウを蓄積し、将来の自社販売をも視野に入れた海外事業展開の基盤強化に取り組む。