平成14年9月5日

国内初の短時間作用型β1選択的遮断剤「注射用オノアクト®50」新発売のお知らせ

 小野薬品工業株式会社(本社:大阪市、社長:松本 公一郎)は、手術時の頻脈性不整脈(心房細動、心房粗動、洞性頻脈)に対する治療剤「注射用オノアクト®50」を9月6日に新発売致します。

 手術時には、気管内挿管および抜管、皮膚切開、手術操作などの刺激が生体に加わることによって、主に交感神経からカテコールアミン(ノルアドレナリン、アドレナリンなど)が過剰に放出され、心拍数が増加し、頻脈性不整脈が発生しやすくなるといわれています。
 特に、虚血性心疾患や高血圧を有する患者さんの場合は、わずかな心拍数の増加でも心臓の負荷を増大させ、ひいては心臓の冠動脈などの虚血を引き起こす場合があります。
 そこで、手術時の頻脈性不整脈に対して緊急処置が可能で、調節性に優れた薬剤の開発が望まれていました。

 注射用オノアクト®50は、このような医療現場のニーズに則して開発された薬剤で、主に心臓に多く存在するβ1受容体を選択的に遮断し、カテコールアミンによる心拍数の増加作用を抑制することで頻脈性不整脈を改善します。
 また、本剤の血中半減期は約4分と非常に短く、速効性で調節性に優れていますので、手術時の頻脈性不整脈の緊急処置に適した画期的薬剤として医療現場で普及するものと期待しております。

小野薬品工業株式会社
広報室
TEL : 06-6222-5551
FAX : 06-6222-2875

注射用オノアクト®50の製品概要

一 般 名:塩酸ランジオロール
成分・含量:1バイアル中、塩酸ランジオロール50mgを含有
効能・効果:手術時の下記の頻脈性不整脈に対する緊急処置:
心房細動、心房粗動、洞性頻脈
用法・用量:塩酸ランジオロールとして、1分間0.125mg/kg/minの速度で静脈内持続投与した後、0.04mg/kg/minの速度で静脈内持続投与する。投与中は心拍数、血圧を測定し0.01〜0.04mg/kg/minの用量で適宜調節する。
 薬 価 :1バイアル 7,349円
 包 装 :注射用オノアクト®50 5バイアル、10バイアル
製造販売元:小野薬品工業株式会社