研究開発理念と創薬方針

研究開発理念

真に患者さんのためになる医薬品を開発して社会に貢献する

当社は、「真に患者さんのためになる医薬品を開発して社会に貢献する」ことを研究開発理念とし、これまで克服されていない病気や、いまだ患者さんの治療満足度が低く、医療ニーズの高い疾患領域に挑戦し、独創的かつ画期的な医薬品の創製に向けて努力を積み重ねています。

創薬方針

当社は、医療ニーズの高いがんや免疫、神経、スペシャリティ領域を重点領域に定め、それぞれの領域における創薬競争力の強化を目的にオンコロジー研究センター、イムノロジー研究センター、ニューロロジー研究センター、スペシャリティ研究センターを設置しています。各研究センターで疾患ノウハウを蓄積し、医療ニーズを適切に捉える取り組みを推進します。また、オープンイノベーションを推進することで、独創的な創薬シーズを獲得し、インフォマティクス技術やヒト疾患モデル作製技術、化合物作製技術などの最新技術を利用して、医療インパクトのある画期的新薬の創製をめざします。
重点領域において7つの新薬候補化合物が臨床ステージに移行しており、今後さらに創薬のスピードと成功確率を向上させるために、基礎と臨床の橋渡しを担うトランスレーショナル研究も強化します。研究早期段階からヒトゲノム情報やヒトiPS細胞などの研究ツールとバイオインフォマティクス技術を有機的に活用することで、標的分子の疾患との関連性を深く理解し新薬候補化合物のヒトにおける有効性をより正確に予測するとともに、臨床試験において疾患に対する有効性を評価できる生理学的指標(バイオマーカー)を見出すことをめざします。

創薬方針

オープンイノベーション

当社は世界最先端の技術や知見を取り入れるオープンイノベーションを60年以上にわたり進めています。グローバルレベルで、世界トップクラスの研究者との共同研究や最先端の技術を持つバイオベンチャーとの創薬提携などによりイノベーションを創生するなど、新薬候補化合物の創製につながるさまざまな形の協働に取り組んでいます。

疾患専門性を強化

創薬研究においては、がん、免疫、神経、スペシャリティの4つを重点領域として取り組んでいます。化合物オリエントの手法をベースに、これらの重点領域ごとに新たに設置した、オンコロジー研究センター、イムノロジー研究センター、ニューロロジー研究センター、スペシャリティ研究センターでそれぞれの疾患ノウハウを蓄積し、治療満足度が低く医療ニーズが高い疾患の治療薬の創製に挑戦しています。

独自の創薬アプローチ 「化合物オリエント」

創薬力を支える基盤となっている独自の創薬アプローチが「化合物オリエント」です。1960年代から脂質や酵素など各種標的に対する作用を持つ化合物をライブラリーとして蓄積し、化合物の特性に応じて最適な適応疾患を見出すアプローチであり、リスクは高いもののユニークな薬理作用を有する化合物の創製につながります。