創薬提携・ライセンス活動
世界のバイオベンチャー企業や、大学などの研究機関と戦略的提携を推進
国内外のバイオベンチャーとの創薬提携や、大学などの研究機関との研究提携を積極的に進めることにより、画期的な創薬シーズや世界最先端の技術を利用した創薬活動を推進しています。バイオベンチャー企業との創薬提携では、当社がこれまで培ってきた技術やノウハウを活かすことができる領域において、バイオベンチャー企業が有する世界最先端の創薬技術を利用することで、独創的・革新的な新薬候補化合物の創製を目指しています。
これまでに米国アレイ社、ローカス社、独エボテック社、英国ゼンション社、米国バイオシーク社、英国バイオフォーカス社と創薬提携を実施し、炎症、免疫、癌、循環器および中枢などの疾患領域における新薬候補化合物の創製に取り組んでいます。米国ローカス社とのキナーゼ領域での創薬提携では、2011年2月、癌や自己免疫疾患などに対する新薬候補化合物を創製し、現在、当社において前臨床試験を実施中です。また2011年12月には米国レセプトス社と生理活性脂質領域における創薬提携を開始しました。さらに画期的新薬の創製につながると期待される新たな創薬標的や創薬技術の探索を目指して、世界最先端の研究を展開している大学や研究機関との研究提携も積極的に進めています。
積極的なライセンス活動による開発パイプラインを拡充
開発段階にある新薬候補化合物の導入・導出を目指したライセンス活動については、世界的に新薬の創出が難しくなっている中、大手製薬企業やバイオベンチャーなど提携候補先の多い米国に本拠を移して最前線で積極的な活動を進めてきた結果、着実に開発パイプラインが充実しつつあります。具体的には、2010年に、米国オニキス社から多発性骨髄腫治療薬「カーフィルゾミブ」(ONO-7057)の日本での独占開発販売権を、米国コンコルディア社から膵臓癌治療薬「サリラシブ」(ONO-7056)の日本での独占開発販売権を獲得しました。さらに2011年には、日本のオンコセラピー・サイエンス社から肝臓癌治療ワクチンの日本での独占開発販売権、仏セルヴィエ社から新規慢性心不全治療薬「イバブラジン」(ONO-1162)の日本での独占開発販売権、米国KAI社から二次性副甲状腺機能亢進症治療薬(ONO-5163/KAI-4169)の日本での独占開発販売権を獲得し、米国BMS社から新規リウマチ治療薬「オレンシア」(ONO-4164)の日本での共同開発販売権、独メルク社から非小細胞肺癌治療薬「スティムバックス」(ONO-7165)の日本での共同開発販売権を獲得しました。
2012年4月には更にスピーディーで競争力のあるライセンス活動を積極的に展開し、また、海外展開を計画・推進していくためにOPUSに拠点をおいたグローバル新薬提携部及び本社新薬提携部、ソウル支店を発展的に統合し、事業戦略本部を新設しました。今後、より戦略的かつ積極的なライセンス活動を展開し、開発パイプラインの拡充を引き続き推進していく予定です。